ソフトバンクの秘密兵器あす今季初登板

2014年08月05日 11時00分

二軍首脳陣から「やはりモノが違う」との声も出ている武田

 右肩の違和感で出遅れていたソフトバンクの3年目右腕・武田が明日6日の西武戦(西武ドーム)で一軍復帰する。開幕からリハビリに取り組み、ようやくたどり着いた今季の初マウンドだ。2位・オリックスとの差は2・5ゲーム。苦しんだ分だけ着実に成長した“ニュー武田”が、3年ぶりのV奪回を目指す救世主となることができるか。

 武田が今季初登板に望む。相手の西武は過去3勝無敗と好相性を誇る。右腕は4日に西戸崎合宿所で汗を流し「先頭打者だけは出さないように気をつけて、しっかり試合を作りたい」。そう語って引き揚げると、空路で東京へ向かった。

 高卒1年目だった2012年に8勝1敗、防御率1・07の鮮烈デビュー。7月7日のプロ初登板で白星を飾ると、チームの救世主として勝ちまくった。しかし、2年目の昨季は不振に苦しむ。開幕ローテ入りしながら、わずか4勝止まり。今季は右肩痛でリハビリからのスタートだった。

 8月に入っての一軍初登板は1年目よりも遅い。ただ、有意義に時間を使ってきた。「ちょっと遅かったですね。その分、土台作りができた」。体は大きくなり、しっかりとフォーム固めをすることができた。

 目指すは“ニュー武田”を披露してチームに貢献すること。「きつかったけど、投げられるようになったし、前よりパワーアップできたと思う。変わったことをするんじゃなくて、今やっていることをそのままやるだけ。しっかり試合で(やってきたことを)出せるようにしたい」と話した。

 山内ファーム投手チーフコーチも「1年目は体づくりもできてなくて、才能だけであれだけの成績を残した。ケガしないに越したことはないんだけど、この経験が将来的にプラスになってくれればね」と右腕の新たな一歩に期待を込めた。

 現在、中6日で先発ローテーションを回っているのは摂津、スタンリッジ、中田の3人だけ。それに続く先発陣は登板翌日に登録抹消となり、中10日以上を空けて次の登板となっている。頭数こそ揃っているが、固定できていない。

 二軍首脳陣から「やはりモノが違う」との声も出ている武田。期待通りの投球を見せれば、3年ぶりのVを目指すチームの救世主となるのは間違いなさそうだ。