好投むなし…ダル11勝目逃げた

2014年08月04日 16時00分

【オハイオ州クリーブランド3日(日本時間4日)発】レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)はインディアンス戦に先発し、7回を投げ4安打1失点と好投。勝ち投手の権利を手に降板したが、救援陣が打たれ、11勝目は幻になった。チームは延長12回に3―4でサヨナラ負けした。

 

 この日はデーゲーム。今季のダルビッシュはデーゲームを得意にしている。ここまで5試合に先発して5勝無敗、防御率1.24。「眠いから(余計なことを考えずに)いいんじゃないんですか」と笑っていたほどだ。

 

 初回、1点のリードを持ってマウンドに上がった。先頭打者のキプニスをスライダーで空振り三振。2番・アービレイスは投ゴロ、3番・ブラントリーを三飛と11球で片付けた。味方打線は2回も3連続四死球で無死満塁とすると連続犠飛で2点を追加した。

 

 このまますんなり行くかと思った2回。一死後、5番・チゼンホールに中越え二塁打されると二死後、昨年まで同僚だったマーフィーに右翼フェンス直撃の二塁打を打たれ、1点を失った。

 

 しかし、3回以降は危なげなし。150キロ台のフォーシームでグイグイ押し、追い込むと120キロ前後のスライダーと100キロのカーブで勝負。緩急をつけた投球で、インディアンス打線を手玉に取った。この日、8個奪った三振はいずれもスライダーかカーブだった。

 

 6回二死後、安打と味方の失策で一、二塁とピンチを迎えたが、スウィシャーを112キロのカーブで空振り三振に仕留めた。7回を投げ終えると降板。3―1で救援陣に託した。しかし、守護神のフェリスが9回にマーフィーに同点弾を浴び、11勝目は消えた。

 

 結局、延長12回にサヨナラ負け、試合後のダルビッシュは「カーブが要所で決まって悪くなかった。抑えでも防御率0.00(の投手)はいないので、こういう日もある。チームが負けたことは悔しい」と淡々と話した。気持ちは次の試合に切り替えている。