ソフトB・本多 左手薬指を亀裂骨折 

2014年08月03日 07時00分

8回、死球を受けのけぞる本多。そのまま病院へ向かった

<日本ハム3-8ソフトバンク(2日)>ソフトバンクは2日、延長12回に5点を奪う猛攻で日本ハムに逆転勝ちし、3連敗を阻止した。勝つには勝ったが、手放しでは喜べない。同点に追いついた8回、本多が左手に死球を受け、薬指を亀裂骨折するアクシデントが発生したのだ。内野の守りの要というべき本多の長期離脱は確実で、ダメージは計り知れない。また序盤は相手先発メンドーサから再三チャンスをつくりながらも6回を1得点に抑えられたことも心配だ。

 

 2点を追いかける8回、日本ハム4番手・宮西の乱調につけ入り同点に追いついた。

 

 無死一、二塁から、不振に苦しむ長谷川の実に7月10日以来となる適時打で1点差に迫り、なおも無死一、二塁のチャンス。一気に逆転したいところだったが、ここで思わぬアクシデントが発生した。打席の本多はチャンス拡大へ犠打を試みたが、宮西の137キロ直球が左手の指を直撃。指がバットとボールに挟まれる形となり、苦悶の表情でベンチに引き揚げた。試合中に札幌市内の病院へ検査に向かった。この死球で無死満塁となり、続く鶴岡の犠飛で同点に追いついたが、重い空気がベンチ内に流れた。

 

 本多は5月に極度のスランプに陥ったものの、6月以降は打率3割4分8厘と打ちまくっていた。打率も2割9分1厘まで伸ばして打撃10傑入り。“恐怖の下位打線”の役割を担っていた。

 

 それ以上に代わりがきかないのが二塁の守備。今宮との鉄壁の二遊間で幾度も鷹投手陣を救ってきた。この日で残り試合数は50を切った。3年ぶりのV奪回へ勝負どころだ。病院での診察の結果、左手薬指を骨折していることが判明。長期離脱は避けられそうにない。チームにとってはあまりにも大きな痛手だ。

 

 延長12回には柳田の安打で口火を切ると、長谷川の適時二塁打で勝ち越し、その後も鶴岡の犠飛、明石、中村、金子に適時打が飛び出し一挙5得点で試合を決めた。このイニングは見事な集中攻撃を見せたが、相手先発メンドーサに対しては、再三のチャンスをつくるもわずか1点しか奪えなかった。4回と6回は満塁のチャンスをつかんだが、いずれも得点には結びつけられず、中盤までは拙攻の連続だった。7月31日の楽天戦では8安打1得点。前日1日は、8安打を放ったうえ、9四死球を相手からもらいながら、わずか2得点…。この日も12回以外は7月31日、1日の2試合とほぼ同じような展開だったといっていい。

 

 12回の猛攻をきっかけに悪い流れを変えることができればいいが、このところの打線の状態を見る限り、楽観はできない。もしこのまま本格的な“タイムリー欠乏症”に陥った場合は「マジメな選手が多いから、何とかしなくてはと背負い込んでしまう」(首脳陣の一人)ため、長引く危険性もある。そうならないことを願いたい。