西武のドラフト1位ルーキー・森友哉捕手(18)が1日の楽天戦(コボスタ宮城)で初のスタメンマスクも、ホロ苦デビューとなった。

 先発の藤原良平(28)をリードし、4回まで無失点。だが1点リードで迎えた5回、連打で一死満塁となったところで代わった左腕・武隈が、藤田に右翼線へ2点二塁打された。続く岡島にも2点三塁打を浴びるなどこの回、一挙5失点。森は6回の守備から上本に交代となり、チームは1―7で敗れた。打撃でも空振り三振と中飛の2タコに終わった。

「ちょっとテンパったところがあった」と田辺監督代行は交代理由を説明。それでも相手の楽天コーチの1人は「森は三振はしたけどあの若さであのスイングは大したもの。普通はなかなか思い切ったプレーはできない」と豪快な三振に大器の予感がしたという。

 森は「今日は打撃より捕手。もともとあんまりできるとは思っていなかった。4イニング(0点で)守れたのは自分にとってすごく大きい」と前向きだった。

 田辺代行も森について「左の代打の1番手」と大きな期待をかける。順調にリードの経験を積んでいけば西武待望の打てる捕手が誕生しそうだ。