「新幹線移動で腰が重い」と登板回避のミコライオに大ブーイング

2014年08月02日 11時00分

打たれるよりも評価を下げたミコライオ

<巨人2-2広島(1日)>激闘の末に引き分けに持ち込んだ広島だが、ベンチ裏では守護神のキャム・ミコライオ(30)による“事件”が勃発していた。「ミコライオが(広島からの当日移動で)新幹線に乗って来て腰が重いので今日は投げられないということだった。こういうパターンはあってはいけないんだけどね…」と野村監督があきれ顔で明かした。

 エース・前田が9回を投げ、2失点でしのぎ、10回には2番手でセットアッパーの一岡が登板し、ゼロに抑えた。本来ならば11回はミコライオのはず。ところが、マウンドに上がったのは前日31日の中日戦(マツダ)で2失点を喫し、負け投手になったばかりの中崎。この起用には、そんなドタバタ劇があったわけだ。

 中崎は気迫の投球で無失点、12回も中田が抑えたからよかったものの、一歩間違えれば敗戦につながってもおかしくないところだっただけに、チーム内からはミコライオに大ブーイングだ。「移動がつらいのは分かるが、こんな大事なところで、となるとチームの士気に関わってくる。ミコライオは昨日もおとといも投げていない。もっと体がしんどい選手はいる。みんながしらけてしまうよ」(チーム関係者)

 来日3年目を迎えたミコライオは昨季までもこうした体調不良による“緊急回避”がたびたびあり、首脳陣を悩ませたが、今季はここまでそれもなく守護神を務め、28試合で防御率1・01、17セーブをマーク。周囲も「ようやく環境に慣れてきたのかな。今年は違う」と安心していただけに、裏切られた気分なのだろう。

 この日は休養を許した野村監督も「山内(投手コーチ)に話をしてもらって明日(2日)は投げられるようにしてもらう」と今後は厳しい姿勢で臨むつもりでいる。打たれるよりも評価を下げたミコライオ。次回登板で汚名返上の投球を見せないと、チームから浮いてしまいそうだ。