中日・藤井「戒め効果」でレギュラーつかめ

2014年08月01日 16時00分

ヒーローの藤井はファンの声援にバットを上げて応えた

 中日が31日の広島戦(マツダ)に6―4で逆転勝利した。序盤に4点リードされたが、4回に追いつき、6回に勝ち越した。殊勲は、不振の大島に代わって1番に起用されたスイッチヒッター・藤井淳志外野手(33)だ。4回に右打席で同点二塁打を放てば、6回には左打席で勝ち越しの二塁打。3安打2打点の働きで谷繁兼任監督の期待に応えた。「あまり打順のことは意識することはなかった。でもチームに勢いをつけられたらと思っていた。他の選手がいい形で回してくれてチームに貢献できたと思う」と胸を張った。

 

 足、肩、打撃とも能力の高さはチームでもトップクラス。それでもなかなかレギュラーの座をつかめないのは走塁ミス、送球ミス、サインミスなど、とんでもないミスが目立つから。そんな藤井に谷繁監督は「選手ロッカーが片づいていない。おまえがちゃんときれいにさせろ!」と指令。“風紀委員”に任命した。

 

 あえて藤井を指名したのはプレーでのミス撲滅のために日ごろから細かいことをおろそかにしないように、ということだろう。ほとんど選手ロッカーに立ち入らない谷繁監督は一度、抜き打ちのチェックを行ったが、きちんと整理されていなかったため、すぐに藤井を呼び出し「おまえのそういうところだ!」と激しい雷を落とした。

 

 そんな指揮官の戒めの効果もあってか「考え方が変わってきてます。1試合1試合、1打席1打席、1球1球、気持ちを入れるよう心がけています」と藤井。“風紀委員”が念願のレギュラーの座をつかむか。