高木監督が実証した「性格別鬼門克服法」

2012年08月09日 18時00分

 中日は4、5日のヤクルト戦に勝ち、鬼門だった神宮球場で連勝を飾った。

「苦しかったけどよう踏ん張ったよね」とホッとした表情を浮かべた高木守道監督(71)。その舞台裏では鬼門克服のための“作戦”が行われていた。

 それは選手の性格別による克服法だ。

 相性の良くない球場を「苦手」「鬼門」などと意識するとますます悪い結果になるというのは一般的によく言われるが「選手によっては意識させた方が良い結果が出ることもあるんだよ」(チーム関係者)。

 そこで個々の選手の細かい性格を知るため、スコアラーが選手やコーチへの聞き取り調査を実施した。
 苦手意識を持たせた方がプラスと判断した選手をピックアップし、徹底して悪いデータを吹き込んだという。他の選手にはあえて神宮でのデータなどに触れていない。

「苦手とか言われると『何クソ! そんなもんは打ち破ってやる!』って逆にいつも以上に力を出す選手もいる」(チーム関係者)。言わば逆境に強いタイプだ。また「漫然と投げるようなタイプの投手も苦手を意識させた方がいい」(同)。

「苦手な球場」と意識させることで、細心の注意を払うため投球へプラスに働くと見ている。

 言わば鬼門を利用して鬼門を克服した中日。メンタル作戦も奏功した。