日本ハム・斎藤佑樹投手(26)が23日、またしても二軍戦で炎上。ややこしい状況をつくってしまった。

 この日はイースタン・DeNA戦(鎌ケ谷)に先発。しかし、昨年まで同僚だった加藤の2発を含む3被弾を浴びるなど、4回2/3を11安打8失点。31日のロッテ戦(QVCマリン)で12日ソフトバンク戦(札幌ドーム)以来の一軍復帰登板が内定しているだけに、首脳陣の表情は曇った。

 京セラドームでのオリックス戦前に結果を知らされた栗山監督は「今日、全然ダメだったらしいね。まぁ、これだけ暑いんだし気にするのはやめよう」と困り顔。すでに内定している31日の登板について「一軍で何度も投げている投手なので、大事なのは打たれていても球が行っていたのかどうか。その見極め」と語り、二軍からの報告を待った。

 しかし、予定通り昇格させるとしても、二軍でこれだけ炎上した投手をどういう理由をつけて、周囲のライバル投手を納得させるのか。特別扱いはチームの和を乱しかねない。

 斎藤は3か月ぶりの一軍復帰となった12日のソフトバンク戦で5回を4安打1失点と好投していた。