マエケン4敗目 “竜嫌い”克服失敗

2012年08月08日 12時00分

  広島は7日の中日戦に敗れ、連勝は「3」でストップ。2位・中日との対戦で必勝を期しマウンドに上がった先発のエース・前田健は3回にわずかな隙をつかれ2失点。4回以降は粘りで追加点を与えなかったが、援護なく約2ヶ月半ぶりの黒星となる4敗目。自身の連勝は7で止まった。

 

 赤ヘルのエースが手痛い失点を喫した。今季5度目の対戦となった中日打線に初回からエンジン全開で飛ばしたが、3回に落とし穴が待っていた。

 

 死球と安打で二死一、三塁のピンチを招くと和田の右中間への適時二塁打で先制点を献上。続く森野の平凡なゴロで遊撃・梵が痛恨の失策を犯し追加点を奪われた。

 

 エースの名にかけて、ものにしたい一戦だった。この日は2位・中日との直接対決初戦。チームはいまのところ3位とCS圏内を確保しているが、前田健は「順位が下のチームばかりを気にしていてはよくないと思う。上位チームに勝っていかないと上がっていけない」とさらに上位を目指すためにも中日叩きを重要課題に挙げていた。

 

 しかし、またしても中日アレルギーを克服できなかった。今季は開幕戦で黒星を喫し、ここまで1勝1敗、防御率3・00と苦手としている中日打線に一つの隙をつかれたのが痛かった。3回以降は7回まで無失点と意地の投球を見せたものの、「意識はしているが、楽しめればいい」という中日・大野との同級生対決を制することができず5月26日のオリックス戦以来となる4敗目を喫した。

 

 打線も中日投手陣を攻略できなかった。初対戦となった大野に4回までわずか1安打。5回に四死球で二死満塁のチャンスを作り、天谷が押し出し四球を選び1点を返したが、続く菊池が見逃し三振。8回にも一死三塁の好機が巡ってきたものの、あと1本が出ずに追いつくことができず、8回に決定的な2点を奪われた。

 

 この黒星で中日戦は4勝9敗2分となったカープ。上位進出、そして21年ぶりのリーグ制覇のためにも早めに苦手を克服しておきたいところだ。