第1戦が広島旋風ならば第2戦はオリックスフィーバーだ。パ・リーグ首位を引っ張る猛牛ナインの面々が球宴の舞台で大暴れを見せた。


 まずは糸井。初回、一死二塁から藤浪(阪神)の153キロのストレートをしぶとく中前に運ぶ適時打を放つ。「真っすぐが速いんで、振り負けないようにと思ってました。バットを折られましたけど、良いところに飛んでくれました」。


 さらに甲子園の観衆を驚愕させたのが、パ・リーグで単独トップの21本塁打を放っている主砲・ペーニャだ。二死一、二塁から初球153キロの真っすぐを左翼席の最上段にまで持っていく特大3ラン。「どこまで飛んだか分からなかった。ただピッチャーが笑っていた感じだったのでね」とニヤリと笑った。


 投げてはエース・金子がストレートを封印。変化球だけで2回の1イニングをピシャリと抑えガッツポーズ。打線の主軸、エースの活躍で、まさしく“オリックスデー”となった。