【核心直撃】2日に右手人さし指の末節骨を骨折して戦線離脱中のソフトバンク・松田宣浩内野手(31)。勝負強い打撃と“声出し番長”として存在感を発揮してきた鷹のリーダーの現在の心境は…。直撃した。

 ――悔しい離脱となった

 松田:今は痛みもなく、打撃練習も始めています。早く戻れるよう頑張ります。

 ――チームはオリックスと首位争いを繰り広げている

 松田:確かに元気よく戦っているけれど、まだ試合中にあまり声が出ていない。上位にいるチームなんだから、もっとテンションが高くていい。いつもお祭り騒ぎをやるわけにはいかないが、そういう雰囲気でやってもいい。点が入った時はもっと騒いでいい。

 ――声出しのためのアドバイスは

 松田:ベンチの真ん中に座って、全員が聞こえるような声を出せばそれだけで盛り上がる。みんながこっちを向くような声を出したり、ちょっと的がズレたようなことを言うのもいい。

 ――今季、松田選手が最もベンチを盛り上げた声出しは

 松田:ギータ(柳田)がスイングしてヘルメットが飛んだ時に「これはお前、調子のいい証拠や。もっとヘルメット飛ばせ!」と言った時かな。あとバットを飛ばした時に「バット飛ばさないでボール飛ばせ!」とかね。ウケを狙って言ってるわけじゃないし、そんな必要もない。普通に大きい声で言えるか言えないかで雰囲気も変わってくる。

 ――離脱前まで打率2割9分3厘、13本塁打、46打点と好調だった

 松田:自分としては「もっといけたな」というものがある。イメージでいうなら(離脱までの71試合で)打率は3割、本塁打なら15~16本、打点は55はいけたな、と。