進学校もう一つの“敵”は宿題

2012年08月07日 18時00分

 第94回全国高校野球選手権大会で、大会7日目の第3試合で強豪・仙台育英(宮城)と激突する佐賀北(佐賀)は6日、日本生命千里山グラウンド(大阪府吹田市)で15時から、2時間ほど練習を行った。試合形式のシート打撃を中心に、選手らは県大会の決勝以来となる久々の実戦練習に汗を流した。

 百崎監督は「(エースの)末次は、シート打撃の最初のほうは打たれていたけど、そのあとは抑えることができていた。佐賀大会の時のように、本番でもコントロールで打ち取るピッチングをしてほしい」と期待を寄せた。

 仙台育英の試合もすでにビデオでチェック済みだ。指揮官は「相手のエース(渡辺)は剛速球はないが、コントロールで打ち取っている印象。投げ方は違うが(末次と)似たタイプかも」と分析と分析した。

 全国制覇を成し遂げた2007年の夏の「がばい旋風」の再来を狙う佐賀北。この甲子園では対戦相手とは別に、戦わなければならない“敵”がいる。宿題だ。

 佐賀北は佐賀県下有数の進学校。夏休みには多くの宿題が出される。もちろん野球部員といえども例外なない。選手は全員、宿題を遠征に持参。この日も午前中に3時間、勉強タイムが設けられ、課題に取り組んだ。

 昨秋の公式戦では、課題提出が間に合わなかったメンバーが学校への居残りを命じられた。山田も「春は進級が危なくて追試を受けることになった。一日十何時間も勉強して、進級が決まるまで部活ができなかった」という。 佐賀北ナインはこれからも勉強と野球を両立させながら、この夏も深紅の優勝旗を目指す。