広島が15日のDeNA戦(マツダ)に7―10で敗れた。

 投手陣が18安打を浴び、毎回の12四死球を与える大乱調。野村監督は「先発が続けてゲームを作れず中継ぎに負担が掛かっている。考えないといけない」と投壊状態に頭を抱えた。

 とりわけ、DeNA戦での大きな課題は対筒香だ。この日も先発・九里が3回に、7回には3番手の今井が被弾した。15日現在、筒香は14本塁打を放っているが、そのうち赤ヘル投手陣が6本を献上。昨年は60本塁打のシーズン日本記録を樹立したヤクルト・バレンティンに12球団最多の14本塁打を許したが、筒香には、それを超える確率で一発を打たれまくっている。

 しかも特定の投手が筒香を苦手にしているわけではなく、前田、小野、西原、大瀬良、そして九里と今井の6投手での数字。「しっかりと内角を突いていかないと…。筒香を止めないといけない」とチーム関係者は声を大にする。

 DeNA戦は残り10試合。果たして“お得意様”を返上することはできるか。