【ミネソタ州ミネアポリス15日(日本時間16日)発】オールスター戦に初選出されたレッドソックス上原浩治投手(39)は、レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)と特別な時間を過ごした。

 クラブハウスでは「なるべくいつも通りに(調整したい)」と話していた上原だが、球宴ではそうはいかない。2日連続となったダルビッシュとのキャッチボールでは、普段はルーティンワークにしている70~80メートルの遠投を封印し、最長距離は40メートルほど。メジャーの球宴では“先輩”にあたるダルビッシュの調整法に合わせる形となったようだ。

 その後、上原は打撃練習中の球拾いを数分で切り上げると、ダルビッシュからボールの握り、腕の振り方、リリースする位置についてチェックしてもらったうえで、再びキャッチボールを開始。上原はスライダー系を集中的に投げ込み、1日だけとはいえ、チームメートになったからこそできるダルビッシュとの濃密な“レッスン”となったようだ。

 午後1時過ぎからは恒例のレッドカーペットショーに参加。家族とともにピックアップトラックの荷台に乗ってミネアポリス市内をパレードし、午後1時33分に球場入り。メジャー初の球宴を楽しんだ。