<阪神6-4巨人(13日)>終わってみれば、阪神3連戦は1勝2敗の負け越し。戦前、原監督は強力阪神打線について「怖いよ、震えているよ」と冗談めかしていたが、想像以上の破壊力だった。

 チーム関係者は現在の阪神の打線について「開幕当初と比べて、点が線になっている。1、2番が出てクリーンアップが得点するという理想の形ができている。下位打線も強力だし、これで投手陣がさらに力をつけてくれば手がつけられなくなる」と分析し、警戒を強めている。

 今季は阪神に対して5勝7敗と分が悪い。これまで最も要注意としていたのは投手力の充実した中日だったが、軌道修正し「阪神をマークせざるをえない」(チームスタッフ)という。

 後半戦は敵地甲子園での阪神3連戦(21日~)から始まる。今の流れでいけば首位攻防戦となることは必至で、球宴期間中もデータの洗い直しに追われそうだ。