<日本ハム5-1ソフトバンク(13日)>ソフトバンクの大隣が国指定の難病・黄色靱帯骨化症からの復帰を果たした。

 昨年5月31日の広島戦以来のマウンドだった。1-5の8回に登板し、打者3人をすべて内野ゴロに退けた。「自分で思い描いていたよりも3人ですんなり終われた。ホッとしているというのが率直な感想です」

 元タレントの優子夫人への感謝の言葉も忘れなかった。「ここまで支えてもらえていなかったら、この舞台に立てたかどうかも分からない」。食事面でのサポートはもちろん、今季は愛知・蒲郡、山口・由宇など、登板するすべての試合に駆けつけ、明るく左腕をもり立てた。この日もスタンドで登板する姿を見守ってくれていた。

 いったん二軍での調整を経て、次は先発マウンドに臨む。左腕は「今日は復帰しただけで復活でもなんでもない。しっかり先発のマウンドに上がれるようにしたい」と意気込んだ。