“ネガティブ発言”で赤ヘル絶好調

2012年08月07日 12時00分

 広島がまた勢いをあげている。後半戦が始まった7月25日から31日までの6試合は1勝2敗3分けとやや調子を落としていたが、8月は阪神を3タテするなど4勝1敗。貯金を2とし、4位・ヤクルトには2・5ゲーム差をつけている。

 

 

 野村監督(写真)はいまのチーム状態について「自分たちの野球ができている」と手応えを口にする。そんな好調な赤ヘル軍団を支えているのがナインの“ネガティブ発言”だという。

 

 試合前のフリー打撃で快音を響かすことができなかった時には「やばい! 今日は全打席で三振かも」と言ったり、守備練習でミスをしたら「試合でもエラーしてしまう」と頭を抱えたりと、とにかく練習でネガティブな発言が飛び交う。しかし、これは本番でポジティブに戦うための“厄落とし”だという。「試合で完全に前向きに臨むためにあえて練習で後ろ向きなことを言って、そこで切り替えるようにしている。そのおかげで試合ではリードされている展開でもチーム全体が諦めずに戦うことができている」(チーム関係者)

 

 今日7日からは2位・中日との直接対決3連戦がスタートする。ここまでの対戦成績は4勝8敗2分けと苦戦しているが、いまの勢いなら3タテできる可能性は十分にある。球団史上初のクライマックスシリーズ進出、さらには21年ぶりのリーグ制覇に向けて、赤ヘル軍団は今後も“ネガティブ効果”で躍進を続ける。