<ソフトバンク7-6オリックス(9日)>ソフトバンクの李大浩に強力な援軍が現れた。9日のオリックスとの首位攻防第2R(ヤフオク)にも4番・一塁で先発出場した鷹の主砲は、6月の月間MVPを受賞し、7月に入ってからも好調を維持する。悲願のリーグ制覇と日本一奪回へ李大浩の活躍は欠かせない。そんな鷹打線のキーマンが韓国時代は体調維持にサウナを活用したことから、福岡市内の温泉施設が李大浩のバックアッププランに名乗りを上げた――。

 李大浩は4、5月こそ低調に終わったものの、6月に入ると一気に持ち前の勝負強さを発揮。打率4割、3本塁打、14点の活躍で月間MVPに輝き「シーズンの残りも6月みたいに集中してやっていきたい」と、7月も安定した活躍を続けている。

 そんな鷹の主砲が夏場の体調維持へ重視しているのが「やはりサウナで汗を流すこと」という。韓国プロ野球時代は「遠征先のホテルにサウナがついていたから、ほぼ毎日入っていた」という。

 そこで福岡市内のサウナを備える温泉施設が李大浩応援プランを提案する。「博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯」の担当者は「入浴とカラオケ、個室の利用をセットにした“李大浩パック”をつくることを検討したい。デホさんの要望次第でいろんなプランを組みますよ」と言い「休みの日に家族でゆっくりして、ぜひ調子を維持してほしい」とエールを送る。

 また「博多の森 湯処 月の湯」の担当者は「食事処と提携して李大浩選手オリジナルメニューをつくるのはどうでしょう。焼き肉定食の味付けを李大浩選手の好みのものに変えたり、プルコギ風にアレンジしたり。サウナにゆっくり入った後、好きなものをがっつり食べてパワーになればいい」。サウナだけでなく食事でも、李大浩をバックアップしようというわけだ。さらに「(背番号にちなんで)毎月10日を“李大浩デー”にすることも可能。館内で時間を区切って韓流の音楽を流してもいいかもしれない」という。

 李大浩は「打点がまだ足りないと思う。チームの4番といえばチャンスを生かして打点を挙げることが大事」とさらなる活躍を目指す。地元温泉施設の強力援護を、さらなる活躍につなげたい。