【オハイオ州シンシナティ8日(日本時間9日)発】米大リーグ・カブスの和田毅投手(33)が、レッズとのダブルヘッダー第2試合に先発し、移籍3年目でようやくメジャーデビューを果たした。5回1失点の好投で勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が打たれて初勝利はなくなった。

 雨の影響で試合は35分遅れで開始。背番号「67」のユニホームに身を包んだ和田は緊張した表情で初回のマウンドに上がった。先頭・ハミルトンを四球で歩かせたものの、2番・フレージャーを遊ゴロ併殺打。3番・フィリップスも三ゴロに仕留め、上々の立ち上がりをみせた。5回は先頭からの3連打で無死満塁のピンチを招くが、味方の失策による1失点で踏ん張った。

 和田は2012年にソフトバンクから2年契約でオリオールズに移籍したが、同年5月に左肘靱帯修復手術を受けた。昨年5月に実戦復帰したものの、メジャーで登板することなく退団。今季はマイナー契約でカブスに入団し、6月22日にメジャー契約を結んだ。

 今回はベンチ入りメンバーが1人増えるダブルヘッダー用の規定で出場登録され、試合後はマイナーに戻る。