8日のヤクルト戦(神宮)に4―5で敗れ、5連敗となった4位・中日で「阪神を見習え!」との声が出ている。

 中日とは対照的に6連勝と好調な阪神だが、中日サイドが手本にしたいのはゴメスと今成のパフォーマンスだという。「阪神では2人が中心になって(勝利した際に)ジャンプしながら尻をぶつけ合うヒップアタックがはやっているし(どちらかが本塁打を打つと)ベンチ前で2人が“コマネチ”ポーズをしたりしているんでしょ。あの阪神の明るさが今のウチにも欲しい。ムードを良くするためにも、ああいうパフォーマンスをやってみるのも手だと思う」(チーム関係者)

 別の関係者は「ゴメスの役は、性格が陽気で最近打撃が絶好調のエルナンデスがうってつけ。相方の今成は9年目で大ブレークしているけど、ウチにも7年目で頑張っている谷がいる。この2人でチームを盛り上げていってほしい」と提案。さらには「阪神の完全なパクリはよくないから“コマネチ”のところは“ガチョーン”“ゲッツ”“ルネッサ~ンス”“ワイルドだろぅ~”とかにすればいいんじゃないか」との意見まで…。

 今成役に“指名”された谷は「僕は勝ってても負けてても(プレーで)自分のやれることをやるだけです」と戸惑いを隠せなかったが、そんな声が出るほど、中日は重苦しいムードに包まれ始めているということだろう。何とかしなければいけないのは確かなようだが…。