大谷160キロ封印してレベルアップ

2014年07月04日 16時00分

12三振を奪った大谷
12三振を奪った大谷

 日本ハム・大谷翔平投手(19)がほぼ手中にしていた8勝目を逃した。

 

 5日の20歳の誕生日を前に10代ラスト登板となった2日の西武戦(西武ドーム)は、7回7安打2失点(自責1)。自己最多となる12三振を奪ったが、3点リードの9回に武田久、クロッタのリリーフ陣が崩壊。1点を失ってなお斉藤の逆転サヨナラ3ランで白星を消された。

 

 勝ちゲームを落とした栗山監督は「まぁミスもあったけど最後まで持っていけたので…でも勝たなきゃいけないゲームだった」と言葉をつなげるのがやっと。「球はよくなかったです。(組み立ては)いろいろとやりたいと思っていたので」とこの日の投球を振り返った大谷は、これまでのストレートで押す投球パターンを変化。最速158キロの速球はカウント球に、決め球には変化球を使う大人びた投球で12三振のうちの9つをフォーク、スライダーで奪った。

 

 ストレートに関しては相手の西武・炭谷が「まだ打者のタイミングをフォームでずらせるような技術は持っていない。160キロを投げるぞ、というフォームからその通りの球が来る一本調子の投球」と分析したように、真っすぐ一本やりではやはり打ち込まれてしまう。そんなこともあり投球パターンを変えて臨んだわけだ。

 

「160キロはもう投げられるんですから、そこにフォーカスするんじゃなくて、どう勝つかを学ぶのが今は大事」(黒木投手コーチ)と、エース教育のレッスンレベルは着実に上がっている。