<阪神12-6ヤクルト(1日)>阪神が1日のヤクルト戦(倉敷)に12―6で圧勝し、6月18日の日本ハム戦(甲子園)から続いていた連敗を5で止めた(1分け挟む)。この日はここまで湿りがちだった打線が奮起。6月8日のソフトバンク戦(同)以来の2桁安打、2桁得点だった。

 勝負が決したのは7―4と3点差に迫られた4回だ。先頭・梅野が2打席連発となる4号ソロを放つと、流れは阪神へ。一死から上本、大和、鳥谷の3連打で点差拡大。さらに一死三塁から4番・ゴメスの13号2ランで試合を決定付けた。

 2本塁打3打点と大活躍の梅野は「打席では積極的に打っていくことだけを心掛けていました。それがいい結果につながったと思います」と笑顔。主砲ゴメスは「自分のスイングでしっかりボールをとらえることができた」と満足げだ。

 先発した藤浪は6回10安打6失点の大乱調も大量のリードに守られて5勝目。6月30日にエースの能見がケガで抹消、故障から復帰したばかり西岡はこの試合のスタメンを外れたが、チームのピンチを全員野球で乗り越えた。