阪神 一軍復帰の福留に“厳しいノルマ”

2014年06月28日 16時00分

2安打と順調な再スタートを切った福留

 一軍に復帰した阪神・福留孝介外野手(37)に厳しいノルマが突きつけられている。

 

 2―2の延長12回引き分けとなった27日の中日戦(甲子園)に福留は「6番・右翼」で先発出場。7日のオリックス戦以来となる一軍の試合で5打数2安打と好スタートを切り「新たな気持ちで試合に入った。少しでも塁に出て(相手に)プレッシャーを与えられるようにしたい」と今後の活躍を誓った。

 

 この福留に対してチーム関係者の間では、この日の復帰初戦から前半戦終了までの18試合で打率2割9分、2本塁打、10打点という“合格ライン”が設定されている。この数字の根拠となっているのは福留と入れ替わる形で二軍に降格した新井良の一軍成績だ。52試合で打率2割9分2厘、6本塁打、27打点。これを前半戦終了までの18試合に換算したものだ。

 

 福留は打率1割8分8厘と開幕から深刻な打撃不振に陥り、10日に出場選手登録を抹消。その後、二軍戦でも11試合で打率2割2厘となかなか結果を出すことはできなかった。それでも和田監督はリーグ戦再開という節目で、開幕当初に考えていたベストメンバーで再スタートを切るために福留の再昇格を決断した。

 

 こんな経緯があるだけに球団関係者は「人気もあり成績もそれなりに残している(新井)良太を二軍に落としてまで一軍に上げたんだから、打てなければファンや周囲からの風当たりは強くなる。それに選手の中にも“何で使う?”という疑問が生じてしまう。そうなるとチームの士気にも影響してくる。それだけは避けたい」と不安視。チームに不協和音が生じることを避けるためにも「良太と同等か、それ以上の成績を残してくれれば何も問題は起きないし、チームの勢いも増す」とノルマを課したのだ。

 

 周囲を納得させる成績を残せるか。チームの命運も左右する勝負の18試合となりそうだ。