巨人が2度目の優勝を果たした今年の交流戦の表彰選手が27日発表され、MVPには亀井善行外野手(31)が選ばれ、賞金200万円をゲットした。また活躍の目立った選手に贈られる日本生命賞(賞金100万円)は、セが打率3割7分8厘のヤクルト・山田、パは4完封で4勝1敗、防御率0.69だった楽天の則本が受賞した。亀井は交流戦の規定打席不足ながら、勝負どころで殊勲打を連発。出場16試合で打率3割5分6厘、3本塁打、10打点と打ちまくった。

「毎年毎年ケガをして出遅れてますし、後がない状態で毎年やっている。そんな中でMVPに選んでいただき本当にうれしい」と話した亀井は、賞金200万円の使いみちについて「家のローンじゃないですかね」と笑いを誘ったが、リーグ戦再開を前に「これからが本当の勝負」と気を引き締め直した。そんな亀井に対しては、原監督も「亀井が3番に入って打線が良くなったのは事実。今のウチで一番スイングスピードが速い。1、2、3番(坂本、片岡、亀井)は形を変える必要がない」と言うほど高く評価。これまでは好不調の波が大きい印象も強いが、今度こそ不動の主力選手として定着したいところか。