交流戦で決定的弱点さらした阪神

2014年06月23日 16時00分

上本(右から2人目)を心配そうに見つめる和田監督(左から3人目)

 阪神が22日の楽天戦(甲子園)で1―5と完敗し、交流戦を9勝15敗の11位で終了。勝率では楽天、広島と並ぶ“最下位”になってしまった。さらに、4月30日に最大9あった貯金もすべて使い果たし、勝率5割に逆戻り。和田監督は27日から再開するリーグ戦での巻き返しを誓ったが、チームの士気はドン底状態だ。

 

 チーム関係者は「今日の負けはショックが大きい。問題は打線。決定的な“弱点”を見せてしまった」と頭を抱える。この日は1991年の野茂英雄以来のプロ野球記録となる6試合連続2桁奪三振を狙ったエース・能見が4回5失点KO。これで後手に回ることになったのだが、ベンチ裏では「球審の判定がひどすぎる。あれでは投手はたまらない」とあまりのストライクゾーンの狭さに能見への同情の声が噴出した。

 

 ただ、球審の判定は両軍とも同じ条件。それだけに球団内では「打たれた能見」よりも「打てなかった打線」への不安が増大している。球団関係者は「審判の判定の傾向というのは1、2回で把握できる。それを踏まえて狙い球を絞ったりするんだけど、甘い球を打ち損じたり、うちは全くそれができなかった。不安定な中継ぎよりも対応力がない打線の方が深刻」と断罪する。

 

 交流戦のチーム打率2割4分7厘は11位。この“敗因”についてもコーチ陣は「打席での対応ができなかった。実際に打席でボールを見てどう打つか。対戦が少ない投手が相手の時はこれが重要になるんだけど…」と指摘。その上で「リーグ戦に戻って知っている投手が相手になるとはいえ、配球や調子は試合ごとに変化する。それに対応できないとなると致命傷になる」と不安を募らせている。

 

 和田監督は「文字通りゼロからのスタート。しっかりと立て直す」と意気揚々と語ったが、前途は多難だ。