中日でマット・クラーク内野手(27=メッツ2A)待望論が起きている。

 クラークは昨季、中日に在籍し、132試合に出場してチームトップの25本塁打をマークした。打率が2割3分8厘と低かったことなどもあって1年限りで自由契約となったが、今季の中日の本塁打数は19日現在、12球団ワーストの36本。73本でトップの広島の半分にも満たない状況とあってメッツ2Aでくすぶっている“一発屋”クラークの出戻りを求める声が噴出しているのだ。

「クラークは今でも日本でプレーしたがっていると聞いているしね。相手投手を怖がらせることができる、あの一発は、やっぱり魅力。昨季は1試合2発とか3試合連続一発とかもあったでしょ。今年加入したゴメスよりも打撃のパワーは断然上だよ」とチーム関係者。別の関係者は「クラークは守れるのが一塁だけなのがネックだけど、代打で起用しても一発が出れば、それで一気に局面を変えられる。エルドレッド(広島)やバレンティン(ヤクルト)に対抗できる男だよ」とまで猛プッシュだ。

 ほかにも「ホームランは野球の花! 今年のナゴヤドームはガラガラなのが目立つけど、ファンもホームランが出れば盛り上がるはず。そういう意味でもクラークを獲るべきだよ」との声も。補強期限は7月末だが、落合GMはどう反応するか―。