DeNA決起集会で中畑監督カラオケ〝8連唱〟

2012年03月31日 10時00分

 選手層の薄さから各メディアでぶっちぎりの最下位に予想されているDeNAが、グラウンド内外での徹底した一丸ムードの演出で異様な盛り上がりを見せている。選手はもちろん、首脳陣も中畑清監督(58)の美声に酔いしれて一致団結。4年連続の定位置から脱出しようと、あの手この手を駆使している。


 本紙恒例の順位予想でも圧倒的な最下位候補となったDeNAだが、公式戦にかける意気込みは相当なものだ。戦力面でライバル球団より劣ることは首脳陣も認識しており、勝つためにはチーム一丸となって戦うしかないと腹をくくっている。


 今回の遠征に登板予定のない国吉、山本、ジオの3投手を帯同させたのもその一環だ。友利投手コーチによれば「全員一丸となって開幕を迎えるということ。開幕戦を見たら(本拠地開幕の)中日戦に(先発で)投げる3人は横浜に帰す」という。


 こうした一丸ムードの演出はグラウンド外でも徹底されている。今遠征前に中畑監督以下、コーチ陣による決起集会を開催した際にも、チームの一体感を表す出来事があった。


 1次会で中華料理に舌鼓を打った一行は、2次会で中畑監督の大好きなカラオケに。指揮官はみんなに楽しんでもらおうと歌いたい曲を入力するよう促したが、中畑監督が入れた曲以外はあるコーチの判断からすべて「演奏中止ボタン」が押されたという。これは「十和田丸」で歌手デビューしている指揮官に思い切り歌ってもらうための配慮だった。それぞれが好きな曲を歌うより、ボスに満足してもらうことを良しとした結果で、実際に8曲続けて歌い上げた中畑監督が満足そうに家路についたのは言うまでもない。


 オープン戦では大方の予想を覆す健闘ぶりで3位につけた。「頑張れば勝利をもぎ取れる気持ちが選手たちに芽生えてきている。いいチームができた。僕らには怖いものも、失うものもない」と中畑監督。新生DeNAが不気味なほどの一体感で猛虎に立ち向かう。