鷹ショック!松田骨折で今季絶望

2012年08月04日 12時00分

 リーグ3連覇に向けて巻き返しを狙うソフトバンクに非常事態発生だ。ここまで打線のキーマンとして一昨季の9月18日からフルイニング出場を続けていた松田が3日、右手甲の骨折のため出場登録を外れた。全治には3か月かかる見込みで、今季の復帰は絶望的。逆転Vに暗雲が立ち込めた——。

 普段は明るい松田が表情を曇らせながらヤフードームを後にした。「チームに迷惑をかけてしまった。やっぱり悔しいし、この時期なんで辛いです…」

 1日の楽天戦で第4打席目に右手甲に死球を受けた。当初の見通しは打撲。前日2日も福岡市内の病院で検査を受けるまでは「どんな手を使ってでも出たい」と強行出場に打って出る構えだった。しかし、その検査で判明したのは第4中手骨の骨折。本人にとってもチームにとっても最悪の診断結果となった。

「自分としては(死球を受けたあとの5打席目も)打てましたし、行けるかと思っていたんですが…。念のためと思ったら折れていた。個人的に開幕から納得して打てていた一年だったので、悔しい気持ちが強い」

 全治3か月と今季中の復帰は絶望的だ。今季は打線全体が大不振に苦しむ中で、全92試合にフルイニング出場して、打率3割5厘、9本塁打、56打点、16盗塁と孤軍奮闘。打率と打点でチームトップに立つなど、勝負強い打撃で打線をけん引した。チーム関係者が「間違いなく、抜けられたら一番困るという選手が抜けてしまった」と頭を抱えるのも当然だ。

 昨季、全144試合にフルイニング出場してチームを圧勝Vに導いたように、松田は打って走れる鷹打線の中核を担っていて、しかもベンチのムードメーカーとしても存在感を発揮していた。秋山監督は「いる中でやっていくしかない」と話したが、その不在がチームに与える影響は計り知れない。

 29日のロッテ戦と1日の楽天戦で連勝を飾り、リーグ3連覇に向けて巻き返しの機運が高まってきた中での松田の離脱。秋山ホークスに、今季最大の〝最大の試練〟が訪れた。