再び「こむら返り」で降板…大谷の脚はなぜよくつるのか

2014年06月12日 16時00分

右ふくらはぎがつった大谷(中)は顔をしかめながらベンチに下がった
右ふくらはぎがつった大谷(中)は顔をしかめながらベンチに下がった

<巨人2-1日本ハム(11日)>思わぬアクシデントに見舞われた。日本ハム・大谷翔平投手(19)は巨人戦の初回に2試合連続となるプロ自己最速タイの160キロをマークするなど躍動したが、7回に右ふくらはぎがつり、大事を取って4安打1失点で降板した。今季初登板となった4月3日のソフトバンク戦(ヤフオク)に続き“こむら返り”による途中降板は、これで2度目だ。

 

 試合後の大谷は「前回は体調が悪かった。今回は長い回を投げた中で単純につっただけ」と強調。だが、黒木投手コーチは「一回きりじゃないので原因を探って改善していかないといけない。脱水症状なのか、投球の出力に(筋力が)耐え切れなかったのか」と口にした。温度と湿度が管理されたドーム球場で「水分補給はしっかりしていた」(大谷)となると、考えられる原因は絞られてくる。疲労の蓄積か、もしくは筋力に問題が発生した可能性が高い。

 

 本紙評論家の大友進氏は「シーズンを通しての疲れもあるだろうし、序盤から155キロ超えの速球を77球中26球も連発した上体のパワーに、下半身が耐え切れていないのでは」と推察。その根拠をこう説明した。

 

「大谷君が自分でできる自己管理といっても、水分補給以外に具体的な方法はない。筋肉のけいれんは突然くるものだ。気になったのは2打席立った打席での構え。好調だった春先の構えは自然にデンと立っているようで懐が深かった。対照的に、この日の構えは両ヒザの曲がりの角度が深く、高めの甘い変化球に目線も右ヒジも上がっていた。いい状態の時なら本塁打、悪くても左中間への長打になっていたボールを平凡な左飛にしていた。何より、下半身の粘りがないのが気になる。160キロを投げるパワーに蹴り足の筋力がついていけてないのではないか」

 

 そうなると短期間での改善は難しい。しばらくは、これらのリスクを覚悟しての登板が続きそうだ。