埼玉、千葉を遠征中の中日ナインの間で、牛丼チェーンで関東中心に店舗がある「東京チカラめし」の定番メニュー「焼き牛丼」でのゲン担ぎが行われている。

「通常の(タレで煮込んだ牛肉がご飯の上に乗っている)牛丼と違って肉が焼かれているから、カリッとしていてうまいんですよ。東海地区ではほとんど見かけない店なので、関東遠征に来た時ぐらいしか食べられませんけど、今回はぜひ食べようとなっているんです」(ある選手)

 5月29日のオリックス戦(ナゴヤドーム)に敗れて連勝が5でストップし、31日の西武戦(西武ドーム)も落として連敗となった試合後に、何人かの竜ナインが「関東でパワーをつけるには、東京チカラめししかないやろ」と、しゃれで都内の同店に行った。すると1日の西武戦で打線が8試合ぶりの2桁安打となる14安打で8得点と大爆発して勝利したため「東京チカラめしで、焼き牛丼を食ったおかげではないか」となったという。

 同店の看板商品である焼き牛丼は390円。プロ野球選手が、ゲン担ぎするには少々チープすぎる感じもするが、ある選手は「もともとウチは関東遠征の勝率が良くないし、これを食べて勝てるならね。(3日から)今度は(QVCマリンフィールドで)ロッテ戦だし、海浜幕張にも店舗があるみたいだし…」とニヤリ。関東遠征限定、中日ナインの“東京チカラめしの焼き牛丼ゲン担ぎ”は、関東地区で負けるまで続く予定だが、どこまで“チカラ”を発揮するか――。