福留復活の切り札はゴメスパワー

2014年05月31日 16時00分

来日初アーチを放ったゴメスが手にしていたのは福留のバットだった

 阪神・福留孝介外野手(37)の打撃不振が続いている。30日現在で37試合に出場し、打率1割9分1厘、2本塁打、9打点。しかし、優勝争いが佳境となる後半戦には絶対に欠かせない戦力として首脳陣の期待は依然として大きい。そんな中、復活の切り札として熱視線が注がれているのが「ゴメスの神通力」だ。

 

 30日、和田監督ら阪神ナインは31日からの日本ハム2連戦のために空路、札幌入りした。交流戦は3勝5敗と黒星が先行。福留も6試合に出場して打率1割5分と調子が上がってこない。それでも首脳陣は「福留が本来の勝負強さを取り戻してくれれば大きな戦力になる」と大きな期待を寄せている。

 

 その切り札として注目されているのがゴメス・パワーだ。一発を期待された新助っ人は30日までに10本塁打をマーク。チーム関係者は「ゴメスは福留のバットを使って来日初ホームランを打った。このゴメスにあやかる意味で福留のバットを一度、ゴメスに使ってもらって、それを再び福留が使うということを試すのも面白い」と“秘策”を明かす。

 

 たかがゲン担ぎ、されどゲン担ぎだ。球団関係者は「過去にも金本(知憲氏)の打撃用手袋を借りたブラゼルが1試合で2本塁打を打ったこともある。パワーをもらうというのは気持ちの問題かもしれないけど、精神的には確実に前向きになるし、苦しんでいる福留には必要なことかもしれない」と説明する。

 

 また、コーチの1人は「ここまで福留はヒット性の当たりが好プレーでアウトになってしまうことが何度かあった。こういうのがヒットになっていれば福留自身も波に乗れた」と指摘。この“運”を呼び込むためにもゴメスの神通力が必要というわけだ。

 

 5月に入って9勝14敗(30日現在)とチーム状態は下降線だ。福留の打棒復活は停滞ムード払拭に直結する。今こそゴメス・パワーを込めたバットの出番かもしれない。