交流戦に入って以降、8試合で打率1割1分4厘(35打数4安打)、0本塁打、2打点と極度の不振に悩んでいるソフトバンク・松田が“開眼宣言”を出した。

 30日、全体練習でのフリー打撃を終えると、松田はミラールームへ。「ライナー」「ライナー」と打球のイメージをつぶやきながらティー打撃を行い「よし」と納得の表情を見せた。「(いい時はバッターボックスの中で)人より後ろに立っていたのが、無意識で前に出てしまっていた。気づいたのは(前日29日のDeNA戦の第3打席で)ヒットを打ったとき。(前に出ていたことでスペースが少なく)足を使う打ち方ができていなかった」と解説した。

 ここまで積み重ねた12本塁打、32打点はいずれもリーグ3位の数字で堂々のチームトップ。「打点は意識している。打点と勝利は取りこぼさないようにしないと。僕のところにはチャンスが回ってくるし、僕が打たないといけない」と話す松田。今日31日のヤクルト戦(ヤフオクドーム)からエンジンを再始動させるつもりだ。