阪神重症“2番手炎上”が止まらない…

2014年05月30日 16時00分

元気がなさそうに見える和田監督

 阪神は29日、西武打線にメッタ打ちを食らい、2―13と大敗を喫した。

 

 同点で迎えた6回に2番手・鶴が3点を失うと、その後も登板した投手が次々と失点を繰り返す。終わってみれば6回以降は5投手で11失点という惨状だ。

 

 和田監督が「ビハインドになると歯止めが利かなくなる」と話したように今季は先発投手が早いイニングで降板すると2番手以降の投手も炎上するパターンが多い。開幕から2か月。この現象が改善する気配すらなく、首脳陣のV構想にも暗い影を落としている。

 

 あるコーチは「先発が早い回で降りるということは相手打線が勢いづいているわけだから、それを食い止めるのは難しい。でも、ここで踏ん張ってくれれば勝ちパターンのリリーフでも起用できるメドが立つ。そういう意味で期待している若手を先発が崩れた試合の2番手として送り出しているんだけど…」と深刻な表情で打ち明ける。

 

 今季、先発投手が5回未満で降板したのは13試合。何とか悪い流れを断ち切れる投手を見つけようと6投手を2番手投手としてマウンドに送っているが、0点に抑えたのは4試合だけと火に油を注ぐ状態が続いている。しかも、新たな候補も見当たらなくなってきた。

 

 それだけにコーチ陣は「リリーフ陣はベテランが多いし、新しい人が出てこないと1年間もたない。シーズン終盤の勝負どころに向けて誰か若い投手が出てきてくれないと困る」と現在の2番手投手の不振が優勝争いにも悪影響を及ぼすと不安を募らせているのだ。

 

 若手投手にとっても勝ちパターンのリリーフ陣に昇格するチャンスだ。首脳陣は若虎投手の奮起を心待ちにしているが、この日は不安を倍増させる一戦となってしまった。