26日のソフトバンク戦で7回の走塁中に左太もも裏を痛めた中日・谷繁元信捕手兼任監督(43)に対して、チーム内から登録抹消を勧める声が出ている。

 谷繁監督は病院には行かず、トレーナーからアイシングや電気治療などを受けて様子を見ている状況。左太ももの状態は肉離れになる手前で、無理すれば今後も代打での出場が可能とのことで、抹消の予定はないが、チーム関係者はそれを承知の上で「捕手は(シーズン途中に西武から)金銭トレードで獲得した武山が、ずっといい働きをしているし、開幕から一軍の(松井)雅もいる。今、監督が無理をする時期ではないし、監督としてベンチで初めて采配だけに専念するのも手」という。

 別の関係者も「ここぞという試合や場面になれば、監督は無理して出場してしまうことになりかねない。それでさらにケガを悪化させて、監督が長期離脱ということになったら元も子もないからね。それを防ぐためにも抹消した方がいい。ベンチで采配だけに専念して、じっとしていられるようにね」と訴えるのだ。

 長いシーズンを見据えてのことであり、指揮官のコンディションを考えての意見だが、谷繁監督はどうするか。