ソフトB エース・摂津の復活で中田も復調!?

2014年05月28日 11時00分

二軍戦で実戦復帰する摂津

 右肩の筋疲労で戦線離脱しているソフトバンクのエース・摂津が急ピッチで復活へと向かっている。今日28日のウエスタン・リーグ・阪神戦(雁の巣)に先発する予定で、肩の状態に問題が生じなければ、そのまま6月4日の巨人戦(ヤフオクドーム)での復帰が濃厚。現在、打線の軸・内川が不在となっているチームにとって明るい材料で、特に4試合勝ち星から遠ざかっている中田への“摂津効果”も期待されている。

 

 鷹のエース・摂津が5月9日の西武戦(北九州)以来、19日ぶりの実戦マウンドとなる28日の二軍戦へ向け、27日に雁の巣球場で汗を流した。球数やイニング数について「どうでしょう。コーチの方に聞いてください」と話すなど、いつもどおり口数は少なかったが、先発で3~4回を投げる見込みで、順調なら6月4日の巨人戦での先発へ向かう。現在、リーグ2位につけているソフトバンクだが、主軸の内川が26日に右大臀筋肉離れで登録抹消。スタメンから外れた24日の阪神戦から2敗1分けと苦しい戦いが続いている。それだけに“投の軸”でもあるエースの復帰は頼もしい限り。「エースだからね。普通のローテーション投手とはワケが違うよ。いるのと、いないのとではチームにとっても大きく違う」(球団関係者)。戦力以上のプラスに作用するのは間違いない。

 

 特に“摂津効果”が出そうなのが先発投手陣。中でも期待されるのが新加入のFA右腕・中田への相乗作用だ。中田は開幕から5戦5勝とロケットスタートを切ったものの、その後は勝ちから4試合遠ざかっている。前回登板の24日の阪神戦では、球が荒れて6回8安打4四死球4失点と苦しみ黒星を喫した。

 

 チーム関係者は「(中田は)この前の投球にしても序盤と比べて明らかに悪くなっている。もちろん疲れもあるのだろうが、精神的な面が大きいのだろう。摂津が抜けて自分が何とかしないといけないという重圧が、勝ちがつかないこともあってどんどん悪い方向に出てしまっている。あれほどの球を持っていて(古巣の)中日でエースになりきれなかった要因があるはず」と分析する。

 

 その上で「ノビノビやらせたら(5連勝したように)結果を出せるだけの力を持った投手なわけだし、楽な気持ちで投げさせることができればしっかりとした投球をしてくれる」。摂津の復帰で中田も本来の力を発揮するとみているのだ。

 

 得意の交流戦での巻き返しへ。エースの復活は投球以外にも、チームに活力を与えてくれそうだ。