中日は26日のソフトバンク戦(ナゴヤドーム)を延長12回1―1で引き分け。交流戦は初戦こそ黒星を喫したものの、その後は4連勝し、4勝1敗1分けの成績で5戦全勝の首位・ロッテに次ぐ単独2位の好位置につけていることで、ナインらは「交流戦優勝に向かって突っ走るぞ!」と盛り上がっている。
この日は先発の山井が7回に李大浩の7号ソロを被弾して先制を許したが、その裏に荒木の中前適時打で追いつき、7投手の粘りの継投で引き分け。「この引き分けは勝ちと一緒。パ・リーグで最高チーム打率(2割7分5厘)を誇るソフトバンク打線を相手に1勝1引き分けだったのは自信を持っていい」とチーム関係者は胸を張る。別の関係者も「連勝はまだ止まってない。セ・リーグでは、いまだ(2012年に)巨人しかしていない交流戦優勝をウチが果たせるチャンスだよ」と、とにかく鼻息が荒い。
さらに、あるコーチは「交流戦は短期決戦みたいなものだからCS(クライマックスシリーズ)や日本シリーズの予行演習にもなる。交流戦の優勝チームが勢いもそのまま、リーグ優勝しているケースも非常に多いしね」といい、これまた気合十分。ある選手も「連勝中だし、今のチームの雰囲気は悪くない。このまま1試合、1試合勝っていって絶対に交流戦で優勝したい」と意気込むばかりだ。
26日現在、セ・リーグでは首位・広島から6ゲーム差の4位の中日。交流戦お祭りモードで一気に巻き返すつもりのようだ。