ゴメス復活なるか…オマリーコーチに聞く不振の要因

2014年05月27日 16時00分

オマリーコーチ(右)が見守る中、打撃練習を行うゴメス

 阪神の新助っ人、マウロ・ゴメス内野手(29)のバットが再び湿りだしている。打率も3割を切るなど調子は明らかに下降線。いったい、どうしたのか。日ごろからゴメスをフォローしているトーマス・オマリー打撃コーチ補佐(53)に現状分析と今後の見通しを聞いてみると…。

 

 26日のロッテ戦(甲子園)が降雨中止となり、ゴメスは室内で打撃練習など必死の調整を行った。4月終了時点で3割2分7厘だった打率は5月に入って降下し、現在は2割9分。21日のオリックス戦(京セラドーム)や23日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で豪快な本塁打をかっ飛ばすシーンこそあったが、なかなか波に乗り切れず、ここ2試合はいずれも無安打に終わり、周囲はその状態を心配している。

 

 今年の猛虎打線の象徴的存在だったゴメスに何が起きているのか。“ゴメス担当”のオマリーコーチは、バットが湿ってきた原因について、こう分析した。「体が前に突っ込んでしまっている。おかげでストライクゾーンを広く設定してしまっているから外の変化球に苦しんでいる状況なんだよ」

 

 ただし、そこに悲観ムードはない。4月にチームを引っ張った時のようにゴメスのバットが再び爆発する日は来るのか、それとも、このまま尻すぼみに終わるのか。この本紙の問いには自信満々の表情で「心配ない。すぐにまた打ち出すよ。ゴメスはメンタルがとても強い選手。必ず乗り越えるよ。(バッティングの)始動が早くなっているから、それを遅くするように気をつけているところ。シーズンは長い。こんな時だってある」ときっぱりだ。

 

 オマリーコーチはゴメスと連日、食事をともにし、打撃について話し合う“ディナーカウンセリング”を行っている。新しい環境で戸惑うことも多いゴメスを精神面も含めてフォローするためで「博多ではおいしい中華を食べながら話をした」という。

 

 まさにゴメスを一番知る男が押した復活への太鼓判。主砲が調子を上げなければ、チームもズルズルと順位を下げかねないだけに、和田監督にとっても、球団フロントにとっても、そして阪神ファンにとっても心強い言葉だろう。