一服の清涼剤!! デホが内川抹消ショック吹き飛ばす豪快な一発

2014年05月27日 11時00分

7回、豪快な7号ソロ本塁打を放つ李大浩

<中日1-1ソフトバンク(26日)>チームの危機を救うのはやはりこの男だ。26日の中日戦(ナゴヤドーム)で4番・李大浩が豪快な先制の一発を左中間席に運んだ。試合前に不動の3番・内川が登録抹消。首位・オリックスを追いかける鷹軍団に衝撃が走った。試合はそんな重苦しい雰囲気そのままに1点が遠い重苦しい展開となったが、そんな閉塞感を主砲のバットが見事に打ち破った。試合は延長12回1-1の引き分けに終わったが、李大浩の本塁打は今後につながる一発といっていい。

 

 暗いムードを吹き飛ばす豪快な一発だ。推定飛距離130メートル。0―0の7回、主砲・李大浩がナゴヤドームで初のオーバーフェンスとなる先制の7号本塁打を左中間席に運んだ。

 

「打ったのは真ん中外寄りのスライダー。完璧です。最近、打てなくて投手陣に迷惑かけていたし、今日もスタンリッジが頑張っていたからね。先制できて良かった」と笑顔を見せた。

 

 試合前のナゴヤドームの三塁ベンチは重苦しいムードに包まれていた。23日の阪神戦(ヤフオク)で一塁への走塁中に右臀部痛を再発した内川が登録抹消。当初は中日2連戦を欠場して次カードのDeNA戦からベンチ入りするプランだった。開幕から不動の3番を務め、打率3割2分4厘、10本塁打、30打点を叩き出しているチームの顔。DHで出場、それができなくても代打としてベンチにいるだけで相手チームへの脅威となる。

 

 しかし、診断は予想以上に深刻だった。福岡市内の病院での診断は右大臀筋肉離れ。10日間の安静が必要というものだった。

 

 藤井打撃コーチは「思ったより良くなかった。抹消したからにはしっかり治してベストの状態で戻ってきてほしい」と苦渋の表情で話した。

 

 最短10日での一軍復帰はほぼ不可能。場合によっては長期の離脱ともなりかねない。そんなベンチの重苦しい雰囲気は攻撃にも影を落とす。初回、無死一塁から今宮がバントを試みるも最悪の併殺。6回、二死二塁から長谷川が右前打を放ち先制かと思われたが、二走の今宮が谷繁のブロックの前に本塁憤死してしまう。秋山監督はベンチを飛び出し猛抗議したが、判定は覆らない。

 

 そんな鬱々(うつうつ)とした状況で出た4番の一撃。直後の7回裏にはスタンリッジが荒木の適時打で同点とされ、結果はドローに終わったが、李大浩の本塁打は“内川ショック”に沈む鷹軍を勇気付けるには十分だった。