広島の交流戦連敗ストップ 新助っ人ロサリオが逆転2ラン

2014年05月26日 10時57分

4回、価値ある逆転2ランを放つロサリオ

<広島3-1西武(25日)>広島は25日、西武戦(マツダ)に3―1で勝ち、交流戦開幕から続いていた連敗を4で止めた。先発のバリントンは4回に先制を許したものの、それ以外のピンチでは抜群の粘りを発揮し、7回を3安打1失点の力投で6勝目をゲットした。打っては新助っ人のロサリオが逆転2ランを放つなど3安打猛打賞と活躍。野村監督の起用に応えてみせた。

 

 バリントンの気迫が西武打線を上回った。1点リードで迎えた7回。先頭の栗山、続く中村に四球を与えると、メヒアには死球で無死満塁の大ピンチ。最悪逆転もある絶体絶命の場面だったが、助っ人右腕は極めて冷静だった。落ち着いた投球で浅村を狙い通りの併殺打に仕留め、三塁走者の生還を阻止。代打・大崎は空振り三振で1点も許さなかった。ベンチに戻りながらバリントンはグラブを何度も叩いて喜びを爆発させた。

 

 チームの連敗ストップのために自分の投球に徹した。3回までをパーフェクトに抑えていたが、4回一死三塁から栗山に適時打を浴びて先制点を献上。それでも気持ちを切らすことなく、変化球を低めに集める投球を続けた。今季から“新コンビ”となった捕手・白浜のリードも冴えて7回をわずか1失点に抑えてみせた。

 

 そんな助っ人右腕を、打の新助っ人が強力援護した。4連敗中はいずれも先制点を奪われての黒星だっただけに、4回に1点を失った直後、ベンチは重いムードに包まれた。それをロサリオのバットが一掃。4回一死一塁のチャンスに、フルカウントから甘く入ったカーブを左翼2階席に運ぶ3号逆転2ランをかっ飛ばした。

 

「高めの甘い変化球に身体が反応できた。攻撃の流れを変えたかったからいい一発になったよ」と手応えを口にしたロサリオ。打線のテコ入れのため2日前から一軍昇格となり、この日は猛打賞の活躍で、野村監督の期待に応えた。

 

 7回には、バリントンの女房役である白浜が11年目にしてプロ初本塁打となる一発を左翼席に突き刺すと、9回は新ストッパーの一岡が初セーブを挙げ、連敗はついにストップ。野村監督は「一つ勝っただけで気楽にはなれないけれど、よかった」と安堵の表情。この勝利をきっかけに再び勢いを取り戻したいところだ。