<ソフトバンク4-2阪神(23日)>ソフトバンク・李大浩内野手(31)が阪神戦の6回に逆転6号3ランを放ち「しっかり失投をとらえられた。最高の場面で、最高の仕事ができた」と胸を張った。チャンスに弱い得点圏打率1割台の4番打者の値千金弾。秋山監督も「いい本塁打だった」と笑顔で話した。

 現場サイドだけではない。李大浩の一発には、球団営業関係者も大喜びで「我々からしても最高の仕事をしてくれましたよ。実は近いうちに韓国のケーブルテレビで(ソフトバンク戦の)放送が始まるんです。スポンサー契約に関しても韓国企業と商談中。韓国メディアがたくさん来る、この阪神戦2試合は勝負どころなんですよ。李大浩が活躍している姿を大々的に報じて盛り上げてくれるわけですからね」と話す。

 この日は李大浩と阪神の守護神・呉昇桓の韓国スター対決の可能性があったため開幕後は1社、もしくはゼロだった韓国メディアが5社も集結。第1ラウンドで、その直接対決は実現しなかったが、李大浩の活躍は営業サイドにとっても大きなプラスになるはず、というわけ。

 これでチームは交流戦開幕3連勝。李大浩がこれをきっかけに、一気にチャンスに強い4番へ変身してくれれば、さらに万々歳となる。