「内海はこのままでは勝てない」本紙評論家・得津氏が激辛指摘

2014年05月24日 16時00分

斎藤投手コーチに肩をたたかれベンチ裏にひきあげる内海

 巨人が23日のロッテ戦(QVCマリン)に1―7で逆転負け。先発の内海哲也(32)は7回途中6安打2失点で5敗目を喫し、今季9試合目の登板でいまだ勝ち星ゼロという危機的状態が続いている。援護がないのもさることながら、どうして内海は勝てないのか。本紙評論家の得津高宏氏は「このままでは内海はずっと勝てない」とずばり指摘した。

 

 内海にとっては悔やんでも悔やみきれない1球となった。5回まで1安打ピッチングを続けたが、1点をリードした6回、先頭打者の荻野貴への1ストライクからの2球目のチェンジアップが内寄りに甘く入った。左翼席へ同点3号ソロを浴びると、7回には二死二塁からやはり真ん中へ入った甘いボールを鈴木に右中間へ運ばれ適時三塁打。勝ち越しを許して降板した。

 

 これには原監督も「いい投球をしながらも、踏ん張りどころで、踏ん張ることができなかった」と厳しい表情。川口投手総合コーチも「阿部が外に構えていたところを、内寄りにきた。勝負どころのミスが、あいつに追い風が吹かない要因」と“勝てないエース”を突き放した。

 

 打たれた内海自身も原因はよく分かっている。試合後は「今シーズンはずっとそうなんで」と要所の制球が甘くなったことを悔いるとともに「また修正できるように頑張ります」と話した。

 

 内海に何が起こっているのか…。得津氏は「今年の内海は直球にこれまでのようなキレがない。持ち味は変化球なんだけど、直球にキレがないからその変化球も生きてこない。だましだましやっていても、あれではいつかつかまるし、打たれて当然です。直球にキレがないのはキャンプでの練習不足からくるものでしょう。このままだったら、いつまでたっても勝てませんよ。ここは一度、二軍に落として徹底的に走り込みをやったほうがいい。みっちり走り込むことで直球のキレを取り戻すべきです」と指摘し、ミニキャンプの必要性を説いた。

 

 いずれにせよ、気分的にもリフレッシュは必要だろうし、さすがに何らかの手を打たなければならない事態には違いない。

 

 内海にとっても今が正念場といえそうだ。