苦手のバント処理…「藤浪シフト」で対応

2014年05月23日 16時00分

休日返上練習で藤浪(右)は中西投手コーチと入念にフォームチェック

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が22日、休日返上で練習を行った。20日のオリックス戦ではプロ最短の2回6失点KO。次回登板予定の26日のロッテ戦(甲子園)に向けて入念に投球フォームの確認などに取り組んだ。今季は2勝3敗と黒星が先行。この悩める2年目右腕をサポートするため首脳陣は「藤浪シフト」の導入も検討している。

 

 通常、先発投手は登板2日後を休養日に充てる。これまでは藤浪も練習を休んでいたが、20日のオリックス戦では2回59球で降板したこともあって「そんなに球数を投げていないので…」と甲子園球場で行われた練習に参加した。

 

 和田監督が「休日なんかあるか。今まで通りに1週間を過ごすわけにはいかない」と厳しい言葉を口にしたように、同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。藤浪も「自分のフォームのバランスの問題。何を修正すればいいかは分かっています」と汚名返上に意欲を燃やしている。

 

 そんな中、首脳陣も20歳右腕の巻き返しをサポートするために策を練っている。それが藤浪専用のバントシフトだ。今回、制球難と初回のバント処理での一塁悪送球が失点につながった。4月22日の中日戦でも同じミスで失点。また、アウトにはしたものの、送球が乱れる場面もありバント処理がトラウマ状態になっている。

 

 あるコーチは「体が大きいこともあって、狙われることが多い。フィールディングが気になり始めると投球時の体重移動にも影響が出る。投げた後の打球処理を考えて前方への体重移動が浅くなってしまう。それが制球力にも悪い影響を及ぼしている」と指摘。すでに、藤浪自身にも問題点を伝えており、修正にも取り組んでいる。

 

 同時に「当面はバント処理を内野手にカバーしてもらうことで藤浪の負担を減らすことも考えた方がいいかもしれない。まず投球に集中してもらうためにね」(チーム関係者)という作戦も検討されている。

 

 指揮官が「次までに修正できると思うよ」と話すように藤浪にかける期待は大きい。再びエースへの成長軌道に乗せるためにも万全の策を講じるつもりだ。