大谷「セルフコントロール」にまだまだ改善の余地

2014年05月22日 16時00分

 日本ハム・大谷翔平投手(19)が20日の中日戦(札幌ドーム)に「7番・投手」で先発。今季初めての二刀流出場となったが、投げては6回途中5失点、打っては3タコと散々だった。それでもチームは7―5で逆転勝利を収めたため、黒星はつかなかった。

 

 5回までは最速158キロのストレートと緩急差50キロのスローカーブ、フォークで中日打線を2安打と翻弄していたが、6回に突如崩れて2四球と3長短打で一挙5失点。試合後は珍しく会見を拒否し、帰り際に「勝ってよかったです。力不足でした」と短いコメントを残したのみだった。栗山監督は「あんなに悔しそうな翔平を初めて見た。全然ダメだけどこれをどう生かしてくれるか。今日のことを大切に前に進んでほしい」と成長の大きなステップと前向きに解釈した。

 

 勝ち投手の権利を得た直後、ストレートの四球から始まった崩壊劇について、厚沢投手コーチは「(6回先頭で代打の)岩崎をなめていたわけではないけど、初めてストライクを欲しがった。あそこだけはフォームを大事にして球を置きにいっていた」としたが、そんな大谷の“心のスキ”は、以前から指摘されていた。

 

 そうならないよう、黒木投手コーチは「ブルペンでも試合でも全力で行く。ブルペンが悪くても試合で抑えればいいのかもしれないが、やはりちゃんと課題を持ってやってほしい」と、ブルペンから常に緊張感を持った状態を維持させようとしてきたが…。この日の試合では4点リードをもらっていたこともあり、慎重にいき過ぎて裏目に出てしまったようだ。

 

 マウンドでのセルフコントロールについてはまだまだ改善の余地がありそうな大谷。今後の登板でこの日の経験を生かせるか。