不運マエケン 打球直撃 苦悶直後に降板

2014年05月18日 08時00分

6回、阿部の打球が股間付近を直撃した前田

 広島は17日の巨人戦(東京ドーム)で、頼みのマエケンが6回3失点と打たれたうえに、右脚内ももに打球が直撃するアクシデントが発生。患部の回復具合によっては好調なチームの大きなマイナス要因となりかねないだけに心配だ。

 

 エースに思わぬアクシデントが襲いかかった。6回二死一塁で阿部の放った強烈なライナー性の打球が前田の右脚内ももを直撃。身を呈す形で捕球した前田は苦しみをこらえながら一塁へ送球し、投ゴロに仕留めてイニングを終えたものの、その場でうずくまってしまった。右足を引きずりながら、ベンチに下がったエースは結局次の7回で代打を送られて降板した。

 

 立ち上がりからリズムが悪かった。初回先頭の長野に右中間二塁打を浴びると暴投で三進を許し、片岡の中前適時打であっさりと先制点を献上。味方の援護を得られないまま3回を迎えると、二死一塁からセペダに甘く入ったストレートをバックスクリーン右へと叩き込まれた。

 

 この日の登板前には「(シーズンを通じて)巨人には勝ち越さないといけない」と語っていたエース右腕。しかし、その“打倒G”への強い思いも空転してしまった。ゲーム序盤に3失点。その後は徐々に自分のテンポを取り戻していったとはいえ、投げ合った相手がGの事実上のエース・菅野であることを考えれば、このビハインドは重かった。

 

 打線も湿りっぱなしだった。再三に渡って得点圏に走者を進めるも、あと1本が出ずじまい。四死球を乱発するなど決して本調子でない菅野を攻略できなかった。

 

 それにしても気になるのはエースを襲ったアクシデント。球団によると病院にはいかずアイシングをして様子を見るということで軽症のようだが、患部の回復具合によっては20日から始まる交流戦への戦いに悪影響を及ぼす可能性も出てくる。

 

 まだ首位の座は安泰とはいえ、エースの状態が万全でなければ今後の戦いに暗雲が垂れ込めるのは言うまでもない。