いまだ白星なし…内海の特効薬は尚成の勝利だ

2014年05月18日 16時00分

8回途中で降板した内海

 巨人は16日の広島戦(東京ドーム)に2―7で敗れ、今季初の5連敗。先発した内海哲也(32)は8回途中、10安打6失点で今季いまだ白星なしの4敗目となった。

 

 初回にエルドレッドに13号2ランを浴びるなど、いきなり3失点。その後も失点を重ね、これで開幕8試合目の登板となったがまたも勝ち星に恵まれなかった。

 

 原監督は内海について「今日はいいボールと悪いボールの違いがはっきりしていた。コンディションは悪くない。勝負の世界に入ったのだから、これを越えていくしかない」と我慢を求めた。チームとして1年ぶりとなる5連敗には「どういう状況であっても戦いは続く。まだ後ろを振り返る必要はない」と努めて冷静に話した。

 

 一方、そんな左腕には、チーム内から「こうなれば、尚成に勝ってもらうしかない」という声が上がっている。

 

 今季メジャーから5年ぶりに日本球界に復帰したDeNAの尚成(39)と内海といえば、巨人時代は師弟関係で知られ、今回の日本球界復帰に関しても「哲は成長した姿を、尚成に見せたいと張り切っていた」(チーム関係者)。

 

 しかし、現在は尚成も6度の登板でいまだ勝ち星なしと苦しんでいる。本来なら、互いが活躍し、刺激にしあう好循環を望みたいところだが、最悪の“共倒れ”の状況とあって「せめて、尚成に内海より先に勝ち星を挙げてもらって、刺激を与えてもらいたい」(球団関係者)という。

 

 打たれた内海は「初回がすべて。また次、頑張ります」と言葉少なに球場を引き揚げた。状態は悪くなく、何かひとつきっかけがあればという状況だけに、周囲は尚成の快投が特効薬になると期待している。