“いい人美談”の大瀬良がアジアで人気急上昇

2014年05月17日 16時00分

ファンの声援に応える大瀬良

 勢いの差を見せつけた。首位・広島が16日、3位・巨人を相手に7―2で大勝。これで貯金は今季最多タイの12となった。勝利の立役者は黄金ルーキーの大瀬良大地投手(22)。8回5安打2失点の快投で5勝目だ。プロ初黒星を喫した東京ドームでGに雪辱。ますます注目度がアップしている大瀬良だが、日本だけでなくアジアの国々での人気も急上昇しているという。その理由は…。

 

 大瀬良は最後までペースを乱さなかった。自慢のストレートを主軸に強力打線を翻弄。5回、6回に一発を浴びたものの、大崩れすることなくグイグイと攻めの姿勢を貫き続けた。8回5安打2失点で前田、バリントンを抜いてチーム単独トップの5勝目をマーク。唯一、黒星を喫した巨人にリベンジを果たし「同じ相手に2回連続で負けるのは嫌だったので、勝てて良かった」と白い歯を見せた。

 

 そして、こう付け加えるのも忘れない。「でも僕だけの力じゃない。野手の皆さんが支えてくれている」と先輩たちのバックアップがあったからこその勝利であることを強調だ。まさにナイスガイの“いい人”大瀬良だが、意外なところからも注目を集めている。アジアの国々でも大人気というのだ。

 

 きっかけはTBS系列で2013年10月24日に放送されたドキュメンタリー番組「お母さんありがとう 夢を追う親子の壮絶ドキュメント」。同番組はドラフト緊急生特番で広島から同年のドラフトで1位指名された大瀬良もクローズアップされ、両親や兄弟との深い愛の絆について触れた内容。放送直後に多数の視聴者から「大瀬良は、なんていい人なんだ!」と大きな感動の声が寄せられたが、それがアジア複数の国々でも今春に放送され、現地で大きな反響を呼んでいるというわけだ。

 

「基本はウチの素材をベースに各国の現地放送局が字幕を付けたりするなどして制作し直したものですが、放送された韓国や台湾、タイでは感動した多くの視聴者たちがネット上で大瀬良のスレッドを立ち上げ『これほど謙虚で家族を大切にするプロスポーツ選手はなかなかいない』『素晴らしい日本人だ!』などと書き込んでいるそうです」(TBS関係者)

 

 同関係者によると、この調子で大瀬良が今後も活躍していけば、新たにドキュメンタリー番組を制作し、アジア各国へ“輸出”する可能性も十分あるという。日本だけじゃない。大瀬良のワールドワイドな「いい人人気」が爆発しそうな気配だ。