コワモテのゴメスに虎ベンチ凍る

2014年05月17日 16時00分

ここ5試合で打率1割台の不振にあえぐゴメス

 2位・阪神が16日のDeNA戦(甲子園)に1―3で敗れた。首位・広島との差は4ゲームに広がったが、心配なのは4番、マウロ・ゴメス内野手(29)の打撃不振。この日も4打数無安打と快音なしで、ここ5試合での打率は1割4分3厘、打点はわずか3で本塁打も0だ。その上、この“ゴメス問題”がチーム全体に影響することが危惧されている。

 

 8回に代打・今成の2号ソロで1点を返しただけでの敗戦。和田監督は「反撃に入るのがちょっと遅かった」と、打線の不振を嘆いた。特に4番を打つゴメスについては「ボール球にバットが止まらなくなっている。もう1回、我慢が必要」と心配そうに話した。開幕から打撃好調だったゴメスがここへきて“急速冷凍”状態。打線への影響は言わずもがなだが、さらに球団関係者は「このままではチームのムードも下がってしまう」という。

 

 実はゴメスは開幕からベンチではムードメーカーとしての側面も見せてきた。例えば試合中に突如、近くにいる球団関係者の首元を笑顔で絞め始めて、周囲の笑いを誘ったこともあれば、自分の隣に座る選手の肩を「トントン」と叩き、知らぬそぶりをみせたり…。頻繁に飛び出すゴメスのドミニカンなジョークでナインは大盛り上がりだった。

 

 ところが、自身の打撃不振とともにゴメスのその部分にも変化が…。「さすがにベンチでも笑顔が減って、まわりにちょっかいを出さず、考え込むことが多くなってきた」(球団関係者)。加えてゴメスは“コワモテ”の持ち主。チーム内では「笑顔の時はいいけど、考え込んでいる表情は相当怖い」といわれ、明るいムードメーカーが一転、暗いムードを作る男になりはじめているのだ。

 

 先日までの活躍を思えば、まさにまさかの“ゴメス問題”。試合後は「ボール球に手を出した。それだけだ」と低い声で話した助っ人だが、このまま打撃不振が続けば、さらにベンチをいてつかせる可能性すらある。周囲は一日も早く、調子を取り戻して“ゴメスちょっかい”も復活させてほしいと願うばかりだ。