ソフトBで始まった“大補強被害者組”の逆襲

2014年05月16日 16時00分

岩崎は今季初登板で初勝利を挙げた

 パ・リーグ首位を走るソフトバンクで“大補強被害者組”の逆襲が始まった。前オリックスの李大浩の加入など戦力が分厚くなったことで、他球団ならレギュラーの力を持ちながら出番が少ない選手がゾロゾロいるが、15日のロッテ戦(QVC)で、その中のひとり、岩崎翔投手(24)が8回1失点投球。今季初登板で勝利をつかんだ。

 

「1発目のチャンスをものにしたいという思いで1か月以上、二軍でやってきましたから、勝ててよかった」(岩崎)。中田、スタンリッジ、ウルフが先発に加わり、押し出されるようにプロ7年目の今季は開幕二軍スタート。エース・摂津が右肩の筋疲労で戦線離脱中ということもあり、この日の一軍先発マウンドだったが、ここで結果を出せなかったら、それこそ次はいつになるかわからない。そんなプレッシャーにも勝った形だ。

 

 もちろん、他の“大補強被害者組”も負けていられない。岩崎に続け、とばかりに腕をぶしている。野手陣はここまでオーダーがほぼ固定化され、代打さえ少ない状況だが、小川ヘッドコーチは「交流戦に入れば(DH制でない試合もあり、投手の打席が必要となるため)代打を出す機会が増える」といい、一軍にいながらくすぶっている昨季12本塁打を放った江川や、一昨季135試合に出場した明石らの需要もようやく高まりそう。誰もが気合十分なのだ。

 

 このままで終われない“大補強被害者組”の意地の爆発。巨大戦力・ソフトバンクはさらに強さを見せつけそうだ。