阪神・藤浪晋太郎投手(20)が本社の業績アップにも貢献していた。

 阪急阪神ホールディングスが15日、大阪証券取引所で2014年3月期の決算報告を行った。球団が含まれる「エンタテイメント・コミュニケーション事業」は営業収益1103億5000万円で前年比76億5400万円の増収。営業利益も141億7200万円で前年比29億3300万円の増益となった。

 同社は決算短信で「多くのファンの方々にご声援を受けてシーズン終盤まで上位争いを演じ、リーグ2位でクライマックスシリーズ(CS)出場を果たした」と説明。シーズンの観客動員は前年比1・6%増と微増にとどまったが、2位を死守して本拠地・甲子園でCSを主催できたことがプラスにつながった。

 そんな中、注目は「新規入団選手のグッズが好評を得た」(決算短信)という分析。球団関係者が「藤浪のグッズの売り上げはチームの中でもトップクラス」と明かしており、グラウンド外でも貢献度は大きかったようだ。