やっぱり強い 若鷹軍団がロッテに圧勝

2014年05月16日 11時00分

5回、12号ソロ本塁打を放つ松田

<ロッテ1-7ソフトバンク(15日)>やっぱり強い。ソフトバンクが15日、敵地QVCマリンでロッテに大勝。先発マウンドに立った岩崎が同郷のライバル・唐川との対決を制し、8回1失点の力投で今季初勝利をマーク。打線も長谷川と松田の本塁打など13安打7得点で若き右腕の快投をバックアップ。これで4カード連続の勝ち越しを決めた若鷹軍団。今後もまだまだ首位街道を突っ走りそうだ。

 

 マウンドからヒシヒシと気迫が伝わってきた。今季初登板の岩崎は再三にわたるピンチを執念でしのいだ。初回は今宮の失策もからみ、鈴木の犠飛によって失点。それでもこの1点のみに抑え、その後も大きく崩れることはなかった。5回まで毎回得点圏に走者を背負っても、要所をきっちりと締めてロッテ打線に追加点を与えなかった。

 

 敵地であってもQVCマリンでの試合は、千葉出身の岩崎にとって凱旋登板。しかも相手先発・唐川とは同郷で同世代、さらに2007年の高校生ドラフト1位指名同士というライバル関係にある。

 

 登板前には「唐川と勝負するわけじゃない。とにかく自分らしいピッチングでチームが勝てるようにしたい」と語っていたが、内心では“絶対に投げ勝つ”ことを意識していたはずだ。

 

 岩崎はチーム内で置かれた立場が安泰というわけではない。昨オフに球団が中田、スタンリッジ、ウルフを獲得し、その巨大補強のあおりを食らってしまう形で、若い岩崎は開幕ローテの座をつかむことはできなかった。エース・摂津の離脱によって舞い込んだチャンスを、是が非でもモノにしなければならない。だからこそ、マウンドでいつにも増した気迫を前面に押し出した。

 

「開幕先発ローテの6人から漏れて二軍スタートとなったけど、ファームでしっかり結果を出してきたわけだから。自信を持って攻めの投球を見せてほしいね」とは、試合前の加藤投手コーチの弁。岩崎は首脳陣からの期待にしっかりと応えた。

 

 そんな右腕をバックアップしたのが、鷹の強力打線。立ち上がりから不安定な唐川をとらえ、3回までに5得点を奪い、マウンドから引きずり降ろした。初回に大量リードの発火点となる先制の犠飛を放った主砲・李大浩は「昨日はサヨナラ負けしていたし、先に点を取りたかった。チャンスで最低限の仕事ができた」と胸を張った。

 

 投打がかみ合い、ロッテに圧勝したソフトバンク。前夜に喫したサヨナラ負けの悪いムードを、あっさりと吹き飛ばした。やっぱり、この強さは手がつけられない。